観葉植物

マングローブ

マングローブとは海水と淡水が入り交じる沿岸に生育する植物たちの総称です。海外旅行のお土産で持って帰ってくる方も多いようです。しかし、実際もらったほうは、どのように育てたらいいのかがわからず、枯れてしまうことも多いようですね。上手にマングローブを育ててみましょう。

マングローブ

【学名】

Rhizophora mucronata

【英名】

Red mangrove

【和名】

オオバヒルギ(大葉漂木) ヤエヤマヒルギ(八重山漂木)

【分類】

オオバヒルギ科 ヤエヤマヒルギ属 常緑小高木

【原産地】

沖縄 東南アジア 豪州

【環境】

15℃以上 非耐寒性 多湿を好む


【種類】

オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシ、ヒルギモドキ、マヤプシキ、サキシマスオウノキ、ニッパヤシ

【特徴】

マングローブは植物の名前ではありません。熱帯や亜熱帯の沿岸地域に、根元が海水に浸かって繁っている森林や森林を構成する植物の総称です。マングローブは、世界で115種類あります。その中でも「レッドマングローブ」は、細長い実をつけるのが特徴で、「ホワイトマングローブ」は、白っぽい葉が特徴です。「ブラックマングローブ」は、20mを越える巨木になることもあり、「ボタンマングローブ」は、薄くて最も小さい葉をつけるのが特徴です。

育てよう

【水やり】

マングローブは、ハイドロカルチャーなどで育てる場合は、石表面まで水を入れ、乾燥させないように注意します。土植えしている場合は、表面の土が乾いたらたっぷりと水を与え、冬期は乾燥気味にし、土表面を湿らせる程度にします。乾燥する時には、葉の表・裏に葉水を与えるようにしましょう。水道水でかまいません。塩水にする必要もありません。

【育て方】

マングローブを育てるには、太陽光と水・温度が重要です。他の植物と違い肥料をやる必要もありません。しかし、温度が低いと発芽はしませんし、枯れてしまいます。マングローブの種子が、ひたるくらいの水をペットボトルやバケツなどの容器に用意します。そこにマングローブの種子を入れ、2週間ほど、あたたかく日当たりのいい場所において、種子に水分を吸わせます。これをすることで、発芽の準備を促します。水は腐らないように替えてください。穴の開いていない容器に、川砂を入れ、マングローブを挿しこみます。(このとき、上下を間違えないようにします)上から、5cmくらいまで川砂を詰め、芽がでる先端まで水をひたひたにし、20℃以下にならないように気をつけながら、育てていきます。

【土・肥料】

マングローブは、川砂を使い、肥料は与えなくても育ちます。

【植え替え】

マングローブは、植え替えしないまま育てるのがよいでしょう。実は、移植してしまうと、ストレスを受けてしまい枯れてしまうようです。できるかぎり、そのまま見守ったほうがよいようです。

【増やし方】

マングローブは、挿し木でも種子でも増やすことができます。マングローブの種子は、長さが約20~50cmもある棍棒状で、樹上で発芽し、落下して泥土に突き刺さりやすいようになっています。根が出るまでは、水栽培で根を出させ、それから、土に植えるとよいようですね。

【病害虫】

マングローブは、病害虫には強いようです。

【豆知識】

本来マングローブは、熱帯や亜熱帯の沿岸域に生息することから、通常は塩分を含んだ水で生育しています。また、寒さに弱いとも言われていますが、数々の研究や実験の結果から、真水でも育つことや、徐々に慣らせることで、ある程度の寒さにも耐えられるように変化することも分かってきています。ですから、育っていた環境に近づけようとするよりは、今の自分の環境にあった育て方をすることで、十分に育つのです。

【意外な一面】

マングローブは、よく、水槽などで、アクアリウムのような形で、栽培しているという方がよくいます。しかし、実際には、それはかなり難しいようです。温度管理・日光の管理など、なかなかうまくいかず、枯らせてしまうことも多いようです。他には、水栽培をして、直射日光を当てるということは、水温がかなり上がってしまうので、枯れてしまうこともあります。液肥を与えると、枯れやすくなるマングローブもあるようなので、何も与えないほうがいいようです。

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